勝浦ホテル三日月の地域支援活動から学ぶ(台風15号関連ニュース)

台風15号による甚大な被害を受けている千葉県では、停電が長期化しています。そんな中、勝浦ホテル三日月は停電や断水で困っている人々に対して支援策を打ち出しました。

台風15号は、9月7日(土)から8日(日)にかけて小笠原近海から伊豆諸島付近を北上し、8日(日)の夜から9日(月)の朝に掛けて強い勢力のまま東京湾を進み、5時前に千葉市付近に上陸した後、茨城県沖に抜けました。

台風の接近・通過に伴い、伊豆諸島や関東地方の南部を中心に猛烈な暴風雨となりました。特に千葉市では最大風速35.9m・最大瞬間風速57.5mを観測し、多くの地点で観測史上最大級の風速・瞬間風速を記録しました。

 

台風15号進路図:気象庁発表 / 国際気象海洋(株)提供 2019年9月10日15時

台風15号進路図:気象庁発表 / 国際気象海洋(株)提供 2019年9月10日15時

 

日本列島への接近が週末に掛かり、上陸が月曜日の明け方になることから、交通機関では始発からの計画運休を実施。しかし、多くの企業側の判断・体制が整わなかったり、多くの路線で予定の時間通りに運行を再開できなかったこともあり、通勤の乗客で駅は混乱しました。

空港では、台風通過後に再開をさせましたが、連絡する鉄道網が運休をしていたため、利用客が空港から出ることができずに孤立して夜を過ごす事態にもなりました。最大級の暴風雨によるライフラインへの影響は、災害発生時の都市部の脆弱性を露わにします。

特に千葉県の被害は甚大で、広範囲の地域で停電となり、同月11日(水)時点で46万軒が復旧を待っている状態でした。停電による送水ポンプの停止などが原因で、各所で断水も発生しています。

台風後には猛暑が襲い、停電によりエアコンが使えずに水も不足している状況下で、熱中症などが深刻な問題となっています。停電の長期化による影響は、他にも通信回線やテレビ回線の停波、各種設備の機能不全による病院や店舗の業務への影響…など、台風通過直後だけではなく長期に渡り、生活のあらゆる面で大きな影響を生じさせています。

そんな非常事態の中で、勝浦ホテル三日月は停電や断水で困っている地域の人々に対して、大浴場を無料で開放しました。蒸し暑さが続いている中で、お風呂に入れるのと入れないのとでは大きな違いがあります。肉体的にも精神的にも大きな支援となる筈です。タオルに関しては、対応が間に合わないことが予想されるため、利用をする人に持参をお願いしています。

 

勝浦ホテル三日月 公式ツイッター

勝浦ホテル三日月 公式ツイッター

@mikazuki_katsu

 

勝浦ホテル三日月 公式サイト

勝浦ホテル三日月 公式サイト

http://www.mikazuki.co.jp/katuura/

 

千葉県南房総にある勝浦ホテル三日月は「ホテル三日月グループ」に属します。ホテル自体もスタッフの皆さんも大変な状況下において、観光客はもちろん地元住民も大切にする今回の勝浦ホテル三日月の災害発生時の支援活動は、注目・評価されていくものと思います。

ホテル・旅館の災害発生時における地域社会への貢献(共助)は、地域から期待をされている一方で、ホテル・旅館やスタッフへの負担などを考えると、色々と難しい側面もあることかと思います。

今回の勝浦ホテル三日月の地域支援活動から学べることは多いと思います。自館において、日頃から何ができるのかを考えておくことが大切です。

千葉県内の停電や断水が、一日も早く完全復旧することを願っております。

SNSでもご購読できます。