「感震ブレーカー」揺れを感知・作動、通電を遮断します。

大規模地震発生時に揺れを感知・作動し通電を遮断することで、電熱器具等の転倒や破損から生じる電気火災を防止してくれる災害対策用品「感震ブレーカー」をご存知ですか?

東日本大震災の本震における火災(原因が特定されたもの)の内、過半数が電気関係からの出火によるものでした。

地震における電気火災の防止には「感震ブレーカー」が効果的です。

「感震ブレーカー」は、地震時に設定以上の揺れを感知した際に電気を自動的に止める器具です。不在時やブレーカーを落として避難する余裕がない場合に、電気火災を防止する有効な手段となります。

「感震ブレーカー」には、下記のようなタイプがあります。

① 分電盤タイプ(約5~8万円)

分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、電力供給を遮断します。地震発生後3分間は電力供給を確保することで、この間に在宅者は自宅から避難したり、あるいは電気製品等の電源を切ったりすることで身の安全や電気製品の安全を確保することが可能になります。電気工事が必要です。

② 感震リレータイプ(約2~4万円)

分電盤タイプの外付けタイプで、漏電ブレーカーが設置されている場合に設置可能です。分電盤の下流に設置し、センサーが揺れを感知して疑似漏電を発生、既設分電盤の漏電ブレーカーを作動させることで通電を遮断します。電気工事が必要です。

③ コンセントタイプ(約5千円~2万円)

コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、当該コンセントからの電力供給のみ遮断します。電気工事が必要なタイプと既存のコンセントに直接差し込む電気工事が不要なタイプがあります。遮断対象機器を接続するコンセント毎に設置する必要があるため、設置数に応じて費用が嵩みます。

④ 簡易タイプ(約3~4千円)

おもりが落下したり振り子が作動することで、重力やバネの力でブレーカーを落とす補助器具で、比較的安価にホームセンター等で入手することが可能です。電気工事は必要なく、設置スペースがあればご自身で対応可能です。その遮断性能については、設置の方法の適切性やブレーカーとの適合性に依存する場合があることから、確実に動作することを確認する必要があります。

>簡易タイプの一例

震度5強相当の揺れを感知した場合に作動します(設置場所の特性により発表震度分布と同等に作動しないことがあります)。

感震ブレーカー

自分で取り付け可能(電気工事は不要)で、電池やACアダプターなどを使用することもなく、電源不要で作動します。

揺れにより補助器具が作動することでブレーカーを落としてしまうため、避難時に役立つハンディライト(震度3以上で自動点灯)が付属されています。

ホテル・旅館などにおいては、その環境に応じた対策を検討しておくと良いのではないでしょうか。

SNSでもご購読できます。